Stone Altar C
Stone Altar は、部屋の一角に神聖なスペースをつくり出し、Home Sanctuaryのアイテムをひとつにまとめ上げる「石の台座」です。
重厚で表情豊かな石はそれ自体が神秘的なアートであると同時に、あらゆるインテリアを引き立ててくれます。熟練の職人が石を見立て最適な加工を行ったStone Altarには、ひとつたりと同じものはありません。
Stone Altarの表面は、光沢をまとった美しい黒檀色です。その片端では、まるで焼けた鉄のような石肌がうっすらと姿を覗かせています。このユニークな表情をもつ石は、宮城県の大蔵山で採掘された伊達冠石。約2000万年前に起こった火山活動で吹き上がったマグマは、冷え固まらないまま海底に潜っては浮き上がり、海水の塩分と反応を起こすことで分解が進んでいきました。こうして形成された非常に希少性の高い石が、伊達冠石なのです。
採石・加工・施工を一貫して行うのは、約140年の歴史をもつ大蔵山スタジオ。スタジオ敷地内の採石場跡地には、山から採れた最大級の巨石をお祀りするための施設が点在しています。5代目代表・山田能資らにとって、石を採ることは「山の命をいただく」ということ。そうした思想のもと、山田は限りある資源を最大限に生かすべく、これまで端材として貯蔵されてきた石に新たな価値を見出しました。伊達冠石は、今や世界中のアーティストやデザイナーのインスピレーションの源となっています。
大蔵山スタジオの職人たちは、一つ一つの石の表情を見立てるプロフェッショナルです。伊達冠石は個体差が大きく、どのような石肌が姿を表すかは切り出してみるまでわかりません。研ぎ澄まされた感覚で石と対話し、加工すべき箇所を見極める職人たちの経験と技が不可欠です。
そんな伊達冠石を、Home Sanctuaryの台座として仕立てたのがStone Altar です。丸型と角型ともに、一般的なシェルフの上にも収まりやすいコンパクトなサイズに設計しています。
長い年月を重ねるにつれ色合いが少しずつ変化していくのも、伊達冠石ならではの楽しみです。地層の中で眠っていた地球の記憶を、部屋に迎え入れましょう。
Material:Ancient Stone
Size:Φ330×H20mm
Production:Miyagi , Japan
Model No:HS002-01